2022年6月27日月曜日

都城風俗求人「女々園」

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こんにちは。とある地方ソープで働いています。先日、私のお客さんのひとりが天に召されました。私がおじいちゃんと出会ったのは、私が東京の生活を引きはらって、こっちのソープに入店してすぐ。

おじいちゃんの着るものには全部、徘徊の対策か名前と住所が書かれた布が縫い付けてあり、私は別に見る気はなかったのですが、パッと見でおじいちゃんの名前と住所を覚えてしまいました。

おじいちゃんの家は店の近くで、住所を見ただけで「ああ、あの辺か」と思い浮かぶ場所でした。でももちろん、私はいちいちおじいちゃんの家を確認には行きませんでした。おじいちゃんは、私にとってはただの計算できる常連のひとり。

でも先日、お店への出勤の途中の道々に、「○○家」という葬儀のお知らせの看板が。おじいちゃんの苗字です! 私はビックリして、待機時間までに余裕があったので、看板をたどって……。

その先は立派な家で、門にはおじいちゃんの名前と、おじいちゃんの葬儀であることが示されていたのです。そして、もうひとつの衝撃が! おじいちゃんの家の庭は、私が子供のころ、友達とよく遊んだ場所でした。

そう、実は地方ソープというのは私の実家の近くで、私は夢を追って上京したものの、夢は叶わずソープ嬢に。。。その生活にもひと区切りつけて、実家に戻って私のもっとも得意なソープ勤め……。

さすがに十数年、東京で暮らしていたので、おじいちゃんの住所を見ただけでは分からなかったのですが、おじいちゃんの家を目の前にするといろんな記憶がよみがえりました。私が子供のころ、おじいちゃんは何をしていたかは知りませんが社長でした。

家の庭は広く、近所の子供に解放されていてよく遊んだり、おじいちゃんからお菓子をもらったりしたものです。そのときおじいちゃんは50代とかだったのかな。

私が小学生のときは、敬老の日が近くなると、近所の高齢者に手紙を書くのが通例で、私はおじいちゃんに手紙を出したことがあります。やけに丁寧な毛筆の返事が来て、父親に読んでもらったことも思い出しました。

私が中学のときは、おじいちゃんは、実家の地域の議員をしていたこともあり、うちの両親も応援していたっけ。きれいな白髪で、選挙カーで自分をアピールしていたのを思い出しました。

いずれにしても、立派な印象しかありません。でも、私が東京から戻ってきて、ソープでついたおじいちゃんは、以前の彼を思い出せないほどよぼよぼだったのです。

子供はかつて大人に支えられて成長し、大人はやがて老いて子供に支えられ、さらに老いると赤ちゃんのように弱い存在となるんだな~、とおじいちゃんを思い出して悟りました。

実家に帰ったことを、両親に言ってなかった私。このおじいちゃんの出来事があって、両親にただいまを言うことを決めました。これからは、地道に働こう(まだソープですが…… 汗)と思います!

子供のころから、何かとお世話になりました! おじいちゃん! 天国でお幸せに!

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